4連コントローラー改造
しし群に向けて4連流星カメラ用のコントローラーをがんばってちょっと手直し。まあ、カメラは当面、3台体制なので、実質3連になりそうですが。
昔のEOS D60とか、EOS10とか、なにせメモリーカードへの書き込みがとろくて、しかも連写の露出中は書き込みの手を休めるという、どうにもサボり癖が強い性格(ま、単に性能の問題)で、撮影したら確実にデータを書き込むまでインターバルをとってやらないと、バッファがいっぱいになって撮影を勝手にやめたりするので、使う側がその辺を考えてやらないといけない状況でした。つまり、一枚とったら、ちょっとお休みしないといけませんでした。
現行の5Dmk2や50Dは、どうも露出中もメモリーカードにアクセスしているようで、露出時間が書き込み時間より長いと、お休みなしで連写可能なようです。つまり十数秒の露出だと、バッファにデータをためずに撮影を続けられます。ならば、1秒以下のインターバルでもいいジャン、ということで、2年くらい前に実戦配備した4連流星カメラのコントローラーの時間分解能が1秒だったものを、0.1秒に手直しして、いろいろあったバグッちいところも直したりしました。とはいえ、時間を作る割り込みルーチンを全く書き直し。内部の時間保持のアルゴリズムも見直したり、結構大変でした。ついでに、クロックも5倍くらいアップして、操作のもっさり感を解消!消費電力はちょびっとUPですが、まあ、いいでしょう。写真は20秒周期、0.8秒インターバル、19.2秒露出の設定です。50Dだと秒6.3コマのスペックなので、一コマ0.158秒くらいでカメラが反応するとよいのですが、BULBだと、連写のスペック通りの数値にならないようで残念です。マニュアルで何秒とかの設定で連写すればいいジャン、というご意見もあるでしょうが、やっぱり、1分間にきっちり3コマとか、したいじゃないですか、ね。
実際に動作させてみると、50Dではインターバル0.8秒くらい開けないとカメラがきちんと反応しませんでした。それでも、これまで1秒が制御の限界だったので、一コマあたり0.2秒も余分に露出できます。つまり、20秒周期、1分3コマだと、1時間で 0.2×3×60=36秒も露出している時間が増えてお得なんですね。
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