スカ?
未明のことですが、久しぶりに小惑星による恒星食の「観測」に出向いてみました。1144OdaがTYC 831-530-1を隠すというもので、恒星は10.1等、小惑星は15.6等でした。予報はせんだい宇宙館さんのページにあるので、気になる方は参考にしてください。
家の近くが北限界線の予報で、継続時間も最長で3.6秒というかなり短いものだったこともあって、ちょっと厳しいかなと思いつつもセッティング。が、モニタを見ていて、明らかに星が消えたようすは確認できませんでした。通過(スカ)の情報も大事なので、報告しようとは思います。
写真は観測機材です。300mmF2.8のカメラレンズにCCDビデオカメラヘッドのWAT-100N、録画にハンディカムを使っています。時刻の記録には、GPS-1811(ライトスタンドの上に付いている)とビデオタイムインポーザTIVi(PCの後ろに置いてあって写っていない)を使って、録画画面内に1/100秒までの時刻を表示しています。
前の晩も、某企画で茨城の美スターまで出向いて遅くまで星を見ていて、そのために往復500km以上のドライブをした後だったので、今日はちょっとぐったりです。
小惑星が10等級の惑星を隠す。その時間3.6秒。めちゃめちゃ細かい観測ですね。お疲れさまでした。私のような凡人には、とてつもなくストイックに感じます。びっくり!!
投稿: Small Life Watcher | 2010年2月12日 (金) 18:09
Small Life Watcherさん、コメントありがとうございます。今更ながらのお返事ですいません。恒星食は、お手軽に楽しめるミニミニミニ日食くらいに考えていると、気が楽です。日本中に観測者がいますから、結果を集約すれば小惑星の実際の大きさもわかります。スカも大きさを決定するための大事なデータになるので、まあ、現象が見られなくてもそれほど残念ではありません。
投稿: 川村 | 2010年2月23日 (火) 10:21