デジタルカメラ外部電源製作
今年のオリオン群はちょっと出そうだよ、ということで、対流星撮影用にEOS 5Dmk2用の外部電源を作ってみました。カーバッテリーの12Vで動くと便利なのですが、純正品では、AC100VからのACアダプターキットなるものしかありません。しかも、EOSデジタルは、伝統的にダミーバッテリーのDCカプラーをカメラ本体に入れるというアンビリカルケーブルスタイルなので、ACアダプター的にサクッとカメラに差し込んでおしまいというわけにはいかないため、いろいろがんばらねばなりません。それでも、パーツとしてDCカプラーが単独で販売されているのでこれを使えばなんとか外部電源を自作可能です。で、Yカメラ店で「5Dmk2用のDCカプラーください」といったら、店員さんにもうもうもうしつこいほど、「他機種のACキットでは使えませんよ、いいんですね、いいんですね、いいんですね!!!」といわれて、「いいんですいいんですいいんですよぅ、それだけくださいくださいください!!!」といって、ようやく売ってもらいました。いや、Yカメラの店員さん、ご心配ありがとう。まともに動かなくても自己責任でがんばりますから。
というわけで、ストックされているパーツをかき集めて、半田付けやら、ケースの穴あけやら、がんばって仕上げてみました。メインの電気系は、秋月電子のDCDCコンバータキット(今はもう扱っていない?)です。これで12Vから8Vまで電圧を落とします。うれしいのは、DCカプラーのコネクタが、汎用品のEIAJ極性統一プラグ#4になっていたことです。EOSデジタル2桁シリーズのDCカプラーは、独自規格(?)のようで、外部電源に仕立てるときにコネクタを切って汎用の物に交換する必要があったのですが、汎用品だと切らずにすみます。というわけで、無事に完成。テストも何事もなく終了で、早速、実戦配備です。
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